
研修制度を活用し人材育成に成功。多店舗化・買取再販事業を実現
ジャストホーム株式会社(四国中央店・三島中央店)
ピタットハウス四国中央店・三島中央店
設立:1997年
FC加盟:2017年
60代不動産業者から加盟複数店舗経営老舗首都圏以外で開業動画あり
- 加盟の動機
- 賃貸管理のブランド力活用と理念に共感
- 加盟後の効果
- ブランドと研修で営業力向上
- 今後のビジョン
- 多店舗化、再生住宅販売・管理戸数の拡大を
目次
ピタットハウス加盟の経緯と選定理由
弊社はもともと宅地分譲や新築の分譲開発事業を主に行っていましたが、従業員が増えるにつれ、安定した収益の確保が必要だと考えるようになりました。それまでも賃貸事業も手がけてはいたものの、これを機に本格的に賃貸管理や賃貸仲介事業へ参入し、固定収益を増やしたいという方針を固めました。しかし、当時の弊社は売買のイメージが強く、賃貸の集客を増やすための施策が必要でした。
そこで、複数の不動産フランチャイズ(FC)を検討しました。アパマンショップやエイブルなども候補に挙がりましたが、これらは賃貸専門のFCであり、弊社のように売買事業を継続しながら賃貸を強化するには適していませんでした。そのため、賃貸と売買の両方をバランスよく展開できるFCを探した結果、ピタットハウスが最適だと判断しました。
加盟に際しては、「ジャストホーム」という弊社のブランドがピタットハウスの名前に埋もれてしまうのではないかという懸念もありました。しかし、ピタットハウスの理念や接客に対するホスピタリティに強く共感し、全社員が賛同したため加盟を決意しました。
加盟による変化と効果

ピタットハウスに加盟したことで、店舗の外観や内装を刷新し、より明るく親しみやすい雰囲気へと生まれ変わりました。グリーンカラーの看板や統一感のあるデザインによって、店舗の視認性が向上し、来店客が増加しました。特に、売買物件や管理物件の看板を一斉にピタットハウスのデザインに統一したことで、認知度が大幅に向上しました。「看板を見て来店した」というお客様が増えたことは大きな成果です。
また、ピタットハウスのブランド力が信頼性を高め、投資家や相続物件の売却相談も増加しました。地元に住んでいない相続人が「全国的に知名度のあるピタットハウスなら安心だろう」と考え、問い合わせをいただくケースが増えています。
研修制度と業務効率化のメリット
ピタットハウスの研修制度は非常に充実しており、新入社員の業務研修には欠かせない存在となっています。特に異業種からの転職者が多く、不動産の知識がゼロの状態から始める社員にとって、基礎知識や業務フローを学べる環境が整っているのは大きな利点です。もし研修制度がなければ、指導社員が一からすべて教える必要があり、その負担が大きくなるところですが、研修制度のおかげで大幅に軽減されています。
また、ピタットハウスのクラウドシステムを活用することで、全社員がどこにいても情報を共有できるようになり、業務の効率化が進みました。登録物件や顧客情報を一元管理できるため、業務の抜け漏れがなくなり、成約率の向上にもつながっています。

ブランド力を活かした集客と成長戦略

ピタットハウスのブランド効果により、集客力が飛躍的に向上しました。特に売買部門では、中古住宅の買取依頼が増加しており、新規事業として再生住宅の販売にも注力しています。現在、「サティスカーサ」という再生住宅ブランドを立ち上げ、賃貸事業と並行して展開しています。
賃貸管理においては、加盟前と比べて管理戸数が約2倍の1,300戸に増加しました。賃貸リフォームや関連ビジネスも順調に成長しており、固定収益が着実に増加しています。また、登録物件と顧客情報を総合的に管理できるシステムを活用することで、より効率的な運営が可能となっています。
今後の展望と事業拡大計画
弊社は現在、ピタットハウスの2店舗目を開設し、さらなる事業拡大を図っています。しかし、人材の確保と教育が大きな課題となっています。不動産業界は特に採用が難しく、実績を積む前に離職してしまうケースも少なくありません。そのため、研修制度を活用しながら、新入社員の定着率を高めていく必要があります。
今後の目標として、賃貸管理戸数2,000戸の早期達成を掲げています。さらに、再生住宅事業を軌道に乗せ、売上の柱として確立することを目指しています。2024年度は、再生住宅販売10棟以上を目標としており、着実に事業拡大を進めていく方針です。
ピタットハウスのブランド力を活かしながら、今後も地域に密着したサービスを提供し、さらなる成長を遂げていきます。
